2025年10月30日に神奈川大学法学部の税法Ⅱの授業の中で、東京地方税理士会の租税教育推進部の税理士業務セミナーを開催しました。1コマ100分のうち70分ほどの時間で、私が講師を行い、税理士の資格、税理士試験、税理士事務所の業務、AI化と税理士など、学生の皆様に税理士の仕事を理解してもらうべく、講義を行いました。
税法Ⅱを担当されている神奈川大学の藤間大順先生の日ごろの指導が垣間見えるように、授業後のアンケートの内容なども含め、学生が終始真摯な態度で受講されているのが印象的でした。
私の昔の大学生の頃を思い出すと、大学院での恩師でもあった久保欣哉教授が経済法の授業で、「自由と平等とは互いに他を排斥する」と講義を行っていたのを思い出しました。
証券取引法の堀口亘教授、刑法の足立昌勝教授、教職の所澤保孝教授、法哲学の碧海純一教授、フランチャイズ法の川越憲治教授(弁護士)と、恵まれた先生方にお世話になり、卒業後の現在までお付き合いのある先生もいまだにいらっしゃいます。
そして、大学と大学院の指導教授の加藤良三教授(弁護士)が学部の最終講義の時、当時私は社会人でしたが、その講義で「良い研究者は、よい教育者でもあった」と話されたいたことも思い出します。
そういえば、神奈川大学と言えば、当時、国際経済論の授業であったと思いますが、わが大学の非常勤講師として神奈川大学経済学部の石崎昭彦教授が授業をされていました。大学の帰りにご一緒する機会が何回かあり、お話をしたことを覚えています。本当に、石崎先生も授業も経済に対する考え方も素晴らしい先生でした。
本当に、よい研究者は良い教育者であった。その通りだと思います。おそらく、学生の皆さんは、よい恩師や先生に恵まれる事が、大きな財産であることを今はわからないかもしれません。神奈川大学の授業の学生の皆さんが税法の勉強をされている姿、指導をしている先生を通して、昔を懐かしんでしましました。そして、私の講義も学生の記憶の一つになっていただければ幸いだなと思う次第です。
